残念な悲しい出来事 『五輪書』に学ぶ

本日、残念で悲しいニュースが入って来ました。
阿倍元総理が、卑劣な銃撃で倒れてしましました。
ただただ、回復を祈るばかりです。
主義主張は違っても、気に入らなくても、暴力で、その相手の命を奪うことなど絶対に許せません。
そんな安易な、命の終わり方はあまりにも悲しすぎます。
こんな風潮は絶対に止めるべきであり、絶っていかねばなりません。

宮本武蔵の『五輪書』「地の巻」に「兵法を学ぼうと思うなら横しまな事を思ってはならない」という一節があります。
それを現代的に解釈するならば、「兵法を学ぼうと思っている人は邪な心をもってはいけない」ということでしょうか。
つまり、不正や間違ったことを憎み、心正しくなければならないということでしょう。
何かをやろうとしたとき大きな力となるのは、自分を納得させられる正しき目的です。
悪のために、不正なもののために兵法を使ってはいけないのです。
「人々のために」「社会のために」そう思えばこそ自身の限界にも挑戦でき、本来の力が発揮できるのではないでしょうか。
その意味で、自分を納得させる目標というか、大義名分はいつの世でも必要なのだと思います。
また、そこには絶対に悪に染まらない心の鍛錬も必要となります。
それでこそ、はじめて命をかけられる。
そう思うのですが。
例え何がなくても、清く正しく生きたいものです。

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