5月のNHK学園

5月のNHK学園では、「田沼意次の時代2」と題して、田沼意次の改革と松平定信の改革についての比較を行いました。
幕府権力の増強をはかり、時代の流れに沿った幕府を作ろうとした田沼とあくまでも幕藩体制の維持を優先させようとした松平の改革は対照的で非常に興味深いものであったと思います。
幕府は公儀として諸藩と共助関係にあるとし、諸藩との協調路線をはかり、さらには国の根本である農業を重視した松平定信の改革は現実的であったにも関わらず、急進的だったこともあり、再び反発を招くことになりました。しかし、定信の改革は幕府の命を50年延命させたと評価され、幕府は本来の形に戻ろうとしたことが分かります。
しかし、そこでは教育の普及が拡大し、それにより新たな価値観による時代の流れが加速することになりました。
もはや幕藩体制は一国の独立した体制としては適さない。そんな価値観、時代の流れが明治維新となっていったのではないでしょうか。

6月は再び戦国時代に戻って、秀吉子飼いの武将加藤清正、福島正則について学ぶ予定です。

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