北新宿での講演会

一昨日、北新宿の生涯学習講座にお招きを受け、「戦国時代は面白い」というタイトルでお話をさせていただきました。
この地域は、私が中学校時代を過ごした場所で、懐かしく、また、同級生の皆様に大変仲良くしていただいたことから、良い思いでの残るところでもあります。
そんな場所でお話をさせていただけるのも何かの御縁であると思い、皆様に喜んでいただけるよう一生懸命お話をさせていただきました。
教養講座ですので、当然、歴史に興味のない方もいらっしゃるわけで、その方たちにどう歴史の面白さをお伝えできるか、いつも苦労するところです。
うれしいことに、参加者の皆様の中に私の著書を読んで下さっている方もおり、終了後、たくさんの質問をいただき、それなりにうまくできたかなと自分で勝手に評価しております。
昨年の「石田三成祭」でもそうでしたが、よく言われるのは現場から歴史を解釈する視点は大変面白いということです。
それを教えてくれたのは城郭研究家の中田正光先生で、先生はいろんな中世城郭や戦場に私を連れて行って下さり、そこで、現場を見ることの大切さを体で教えていただきました。
歴史を考えるには、まず現場に行け、そこから出発しないと間違った方向に行く、いつもそう教えられ、今日までやってきました。
また、ある研究者の方からも晩年、例え、現場が今はコンクリートになっていても、現場に行って、そこに立つことが大事だと言われました。
今にして思えば、深いお言葉だったと思います。
そして、私も生涯、この姿勢を貫いていきたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました