六月のNHK学園歴史講座「戦国の諜報戦と忍者」

本年6月度のNHK学園「歴史講座」は、「戦国の諜報戦と忍者」というタイトルで行いました。
今回は新たに三人の受講者の方が加わり、一人一つの机で教室がいっぱいになりました。
忍者といえば、伊賀流、甲賀流に代表される、黒装束で敵に向かって手裏剣や撒き菱を投げるというイメージが強いようですが、実際の忍者は術が使えることよりも、様々な能力が要求されていたようです。
例えば、足が速い、スリのように物を盗むのがうまい、コソ泥のように人家に侵入するのがうまい、詐欺師のように口がうまい、人さらいにたけている、そんな特技をもった連中が「草」として実際は活躍していました。
さまざまな軍事情報の収集・伝達、敵地に忍びいって、現場をかく乱、城に忍び入ってかく乱や放火をしたり、草原に忍んで城から出てきた兵を急襲したりと戦国大名たちは勝つためには彼らを使って何でもやりました。
ただ、彼らにも戦国大名に正式に抱えられているものと臨時に雇われる現代の契約社員やパートタイマーのようなものがおりました。
臨時雇いは給料次第で敵に寝返ることも多かったことでしょう。
また、彼らが持ち帰った情報を精査する目付と呼ばれる管理職もいたようです。
目付が精査した情報のみが戦国大名に伝えられますが、戦国大名のもとには同盟者や親しくしている武将たちからも様々な情報が伝えられていたようです。
興味はつきません。
次回7月は、戦国の合戦を裏から支えた人やモノについて学ぶ予定です、

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