本日の「諸説あり」に再び出演します。

本日、11月11日の午後10時から放映されるBSTBS「諸説あり」に二回目の出演をします。
これは、9月下旬に長野までロケに行き、二日間かけて収録したものです。
一日目は、松代の象山山麓から6時間以上かけて山越えをし、妻女山まで行きました。
出発したのは11時くらいでしたが、妻女山に到着したのは6時前で、辺りは真っ暗でした。
特に最初の3時間くらいは傾斜がきつい山登りで、私は何度も休みながら行ったため、他のスタッフさんに大変ご迷惑をおかけしました。
私は数年前に心筋梗塞をやっており、今考えれば随分無茶なことをやったなと思いますが(後日、主治医の先生からもう二度と行わないよう注意されました)、4月に関ケ原で二つの山を登った自信からか、安易に考えていました。
しかし、今、考えれば、これまでの人生で1、2を争うほどのきつい山登りであったと思います。
途中で、発作の前兆がありましたが、それでも登山を完遂できたのは、私のペースに合わせて下さった優しいスタッフの皆様と、何より、川中島の合戦で武田軍が行軍したというルートを自分の足で歩いてみたいという強い思いがあったからかもしれません。
その意味では一生忘れられない山越え登山であったと思います。
ただ、途中、山頂の鞍骨城の堀切に転げ落ち、首と腰を痛めて、スタッフの皆様にご心配をおかけしたことが心残りですが、私が転げ落ちたとき、ディレクターの久保さんが目にも止まらぬほどの速さで駆け付けて下さり、うずくまっていた私を引き上げてくれたことには心から感謝しております。
堀切はそのまま山下に縦堀となって落ちていく場合が多いのですが、私は堀切の中に自生していたわずかの竹に助けられ、山下まで転げ落ちるのを免れました。
あらためて、城の堀切の威力を自分の体を通して感じた次第です。
本日の放映で山越えのシーンがどれくらい出るか分かりませんが、そのシーンには以上のようなドラマがあったのです。

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