2009年に『義に生きたもう一人の武将 石田三成』という本を出版しましたが、あれから16年。
新たな研究も進んだので、いつか続編を書きたい、そうと思っていたら、いつのまにか月日が経ってしまいました。
特に近年では、島津家の関ヶ原生き残りの武士たちの「覚書」が次々と明らかにされ、関ヶ原合戦の詳細がだんだん分かるようになってきました。
ここ2年ばかり、それらの文献や様々な論文を読み、自分なりに思索し、原稿をまとめ、本年10月に原稿用紙300枚の作品を仕上げました。
ただ、この作品は学術的な関ヶ原の謎解きが目的ではなく、三成の生き様を描くことをメインの読み物にしたつもりですが、どうしても関ヶ原は外せませんのでそこにも筆力を注ぎました。
題名は『義の名将 石田三成』としましたが、原稿は現在、出版社様にお預けしてあり、編集部の方にすべてお任せしてありますので題名や内容は少し変更があるかもしれません。
三成と家康、二つの正義の息つくようなせめぎ合い、関ヶ原直前の日本の現状、朝鮮出兵での加藤清正・小西行長の激しい対立、家康と宇喜多秀家との対立、明らかになった三成の直系の子孫の存在、そんなところを書いてみました。
無事に出版できることを祈るばかりです。
義の名将 石田三成
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