「古城図」を見ながら滝山城を歩く3

いよいよ、11・3の講演会が近くなってきた。
「諸国古城図 武蔵滝山城」

滝山城の魅力をすごさをどこまで伝えられるか不安は尽きないが、与えられた時間精一杯にお話しするつもりである。
願わくば、主要な遺構の発掘復元、それが無理なら曲輪や堀のレーダー探査、ドローンを使っての城跡全体のレーザー探査を是非行って城跡の全貌、遺構の残存状態を明らかにしてもらいたい。
特にドローンを使っての城跡全体のレーザー探査と「古城図」との比較が出来れば、興味深い結果が得られることであろう。
そこでは、正確な虎口の門の跡、塀の跡、櫓の跡、それらの配置による詳細な曲輪の役割、攻防の詳細な意図などが明らかにされることであろう。
主要な堀は障子堀の造作が施されていることが明らかにされ、曲輪の切岸の鋭さもはっきりと分かるに違いない。
これだけでもすごい発見、画期的な発見である。
滝山城はまだまだ未知の城であり、ミステリアスな城であり、城の全貌の解明はまだ程遠い。
滝山城は間違いなく戦国の城の完成度の高い見本であり、その解明は戦国城郭研究の最先端を行くことは間違いない。

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