大友宗麟の都豊後府内(大分市)

(府内古図)

上記の図は府内の古図である。
中央左に宗麟を初め大友代々の館大友館がみえる。
その左下には大友氏の菩提寺万寿寺、同じ大友館から上に二つの通りを経て「ダイウス堂」がある。
「ダイウス堂」は大友宗麟時代の教会があったところ。
ただし、教会といっても礼拝だけではなく、それに隣接して日本で初めての外科病棟があり、外科治療を行っていた。
教会では西洋音楽や西洋演劇も行われていたというから、当時の府内は西洋の香りが漂う町であった。
大友館のすぐ右下には唐人町もある。
府内は国際色漂う町であった。
この町には、唐人や西欧の宣教師たちが住み、彼らの文化を伝えていた。
それを受け入れ、彼らを同じ住民として付き合っていた府内の町人は素晴らしい。
唐人は府内の人々と共に伊勢参りもしていたというから、まさにフレンドリーな関係にあった。
そんな歴史を知ると、とてもうれしくなる。

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