10月度NHK学園

10月度NHK学園は「城から見る戦国から近世1」と題して、城から戦国時代がどう見えるかについて受講生の皆様と学ぶ予定です。
城絵図などを使って、城の変遷を探ったり、私自身が自分の足で歩いた数多くの戦国の城の構造やエピソードをお話ししたいと思っています。
例えば、何回も訪れているのですが、あらためて城絵図を見ると武蔵滝山城には枡形虎口と馬出しが大変多いことに気づきます。
他の絵図と比べてダントツ。
絵図だけを見ても、その縄張りの巧緻さが分かります。
また、丹波の明智光秀の城には必ずと言っていいほど、天守台が築かれ、天守を多用していたことが分かります。
やはり、自らが平定した丹波には思い入れが強かったことが城の構造から推測できます。
川中島海津城は周囲を武田の山城に囲まれ、善光寺の背後の山には上杉と思われる山城群が築かれています。
どちらも、実際歩いておりますが、縄張りが全然違います。
城だけを見ても、両者が並みの戦国武将ではなかったことがよく分かります。
城は実に奥深い。

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