関ケ原から

関ケ原から無事に帰って来ました。
今回は今まで行ったことがなかった玉の城山、不破の関の土塁跡、菩提山城などをくまなく歩いてきました。
ここのところ、山に登ることもなかったため、急斜面を登るのはきつく、とうとう膝が炎症を起こしていまい、あまりの痛みに登山をリタイアせざるを得ない状況に追い込まれました。
しかし、宿泊したホテルのフロントの方に薬局を教えてもらい、そこで膝のサポーターを購入し、装着したところ、痛みが半減し、何とかすべての予定をクリアすることができました。

今回は鈴を鳴らしながら山中を歩いたため、熊に出会うことはなかったのですが、代わりに鹿とキツネに出会いました。
帰りに同じところをぐるぐる回り、現在地が分からなくなり、一瞬キツネに化かされたかと思いましたが、落ち着いて帰り道を探し、無事に下山できました。

笹尾山に行ったら、日曜日だったこともあり、人の多さにびっくりしました。
老若男女、石田三成の人気は大したものです。
三成を40年間追いかけてきた私にとってはちょっぴりうれしく感じました。
特に若い男女が、コスプレで写真や動画を撮ったりして楽しんでいる光景には驚きました。
笹尾山は今や三成の聖地になっているのでしょう。
山も低く登りやすいので、人気があるのかもしれません。

今回の調査は、大変大きな成果があったように思います。
関ケ原合戦の奥の深さがまた一段と増したように感じます。
この成果は歴史雑誌や単行本で『敗者から見た関ケ原合戦』の続編のような形で発表したいと思っています。
下の写真は菩提山城の本丸です。
城全体は竹中重門の居城などという規模ではありません。
大軍が十分駐屯できる大規模な陣城に大改修されています。
関ケ原での合戦を想定し、付近の村々から人員を動員して大改修されたものでしょう。

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