NHK学園で歴史講座を担当させていただくようになってもう七年目に入りました。
今日まで続けられたのは、毎回毎回熱心に集ってこられる講生の皆様の支えがあったからです。
私の拙いお話を毎回熱心に聞いて下さる皆様にただただ感謝しかありません。
何年続けられるのか、そんなに毎回話すことはあるのか、当初はそんな不安もたくさんありましたが、すべて講生の皆様を喜ばせよう、楽しませよう、歴史の面白さを知ってもらおう、そんな思いで毎回懸命に続けるうちにあっという間に六年が経ってしまいました。
近年は戦国時代ばかりではなく、皆様のリクエストで、古代や近世、中世にまで範囲を広げて様々な角度で皆様と楽しく学んでいます。
昨年12月は「南北朝の争乱」を取り上げ、本年一月は『魏志倭人伝』を皆で読み、古代の日本に思いをめぐらしました。
2月は貴族の日記を通して新たな戦国時代像に迫れればと思います。
体が続く限りこの講座をライフワークとして行っていきたい、それがささやかな希望です。