歴史講演会のお知らせ

第17回 連続歴史講演会 滝山城 続日本100名城 選定5周年記念
「戦国から近世~馬出から何が見えるか~」
講師 三 池 純 正(戦国史研究家・NHK学園オープンスクール講師)
「滝山城からくり探索~馬出の妙技~」
講師 中 田 正 光(中世城郭研究家)

滝山城のからくりの特徴は、「二の丸集中防御」にあります。二の丸には、3つの尾根が集中しています。各々に「枡形虎口・土橋・馬出」等を設けて、これより中には「敵を絶対入れない」という堅固な構えになっており、戦国最強の土の城ともいわれています。
「甲州流軍学書『甲陽軍鑑』には「馬出は城の眼目」とあり、城の馬出は北条、武田の戦国大名を中心に発展し、近世の秀吉、家康の城にまで大きな影響を及ぼしてきた。・・・そこからは、馬出を通して彼らが何を考えていたかが見えてくる」と、三池純正氏は語ります。
「戦国大名北条氏や武田氏の馬出を用いた防衛技術は、16世紀後半ごろから多く見られるようになる。滝山城には5か所で確認が出来て、そのうちの4か所は、二の丸に存在する。この状況から、二の丸を含めた内側が「閉鎖的な機密空間」であり、これとは反対に二の丸の外側が民衆にも開かれた「開放的な空間」であったことが知られる。滝山城二の丸の4か所の「馬出」は、防衛技術のみならず「公私の場」を分ける刻印ともなっていた」と、中田正光氏は語ります。
今回の講演会では、「滝山城のからくり」とその意図が、一段と鮮明にされていきます―。

日  時  令和4年(2022)10月30日(日)13時30分から16時まで
会  場  八王子市加住市民センター・多目的室(八王子市加住町1-338)
受講料  500円(資料代)
募  集  90名(応募者が多数の場合は、抽選。但し、当選者の半数は八王子市民。)
       (なお、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言などが発令され、会場の定員が
      制限された場合には、当選者の半数の方は、午前10時開始(終了12時30分)
      に変更になりますので、あらかじめ、ご了承ください。)
申し込み  往復はがきに、「歴史講演会」、氏名(フリガナ)、住所、年齢、電話番号を、返信面
に申込者の宛名を書いて、〒192-0902 八王子市上野町109‐21 八木正範 宛
に、10月17日(月)必着で送ってください。(はがき1枚で1名。)
主  催  NPO法人 滝山城跡群・自然と歴史を守る会
  〒192-0003 八王子市丹木町2-196-4 電 話 090-4700-6854(尾熊)
ホームページ よみがえる滝山城 http://takiyamajo.com
ブ ロ グ  http://blog.goo.ne.jp/npotakiyamajou
後  援  西武・多摩部の公園パートナーズ(東京都立滝山公園指定管理者)
      滝山城跡文化協会

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