「歴史REAL」に執筆しました。

ここのところ、大変に体調が悪く、ブログが長い間お休みになってしまいました。
心筋梗塞、前立腺癌、癌治療の後遺症、自律神経失調など多くの病をかかえていますが、5月中旬から、とにかく疲れがひどく、また、集中力がまったくなくなって何も出来ずじまいで、ブログもお休みさせていただいておりました。
今日は体調が少し良いようなので、久しぶりにブログを書きます。
4月中旬に行った関ケ原での現地調査をもとに「歴史REAL」という雑誌に宇喜多秀家の陣についてのレポートを執筆させていただきました。
石田三成方の関ケ原での大将である宇喜多秀家の陣は、実は周囲を高い土塁に囲まれ、相当な防備を施されていた形跡があり、まさに、関ケ原での合戦を想定し、かなり以前から構築されていた可能性があります。
土塁はもともと関ケ原にあった古代の不破の関を囲んでいた大土塁を有効に利用したものですが、途中から二重土塁にするなど土木工事の痕跡も見られます。
中納言宇喜多秀家の陣は、松尾山と並んで関ケ原では特別な位置付けをされており、そのことからこれだけの厳重で大規模な防衛線を施されていたのだと思います。
この土塁のある「松尾」の地は当時石田三成の領地であったことから、この防衛線を築いたのは三成であった可能性が高いのではないかと思っています。
詳細は是非、「歴史REAL」をお読み下さい。
関ケ原での現地調査のページでは、中田正光氏による関ケ原「玉の城山」、垂井の「菩提山城」の詳細な縄張図と解説もあります。
また、秋に封切り予定の岡田准一主演の映画「関ケ原」のインタビュー記事も載っております。
読み応え満載です。

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