2021-04

ブログ

川中島合戦雑記24(川中島の諸城2)

篠ノ井石川から、千曲川沿いに東に進むと篠ノ井横田に出るが、ここには横田城がある。 この城は平地に築かれた平城であるが、交通の要衝の地に位置するため、鎌倉時代から合戦の度に使用されており、その都度何らかの改修を受けていたものと推定される。 ...
ブログ

川中島合戦雑記23(川中島の諸城1)

川中島の山間部を見渡すとそこには大小の領主が築いた城が多く存在していることが分かる。 その城跡は現在でも忘れ去られたように山中にひっそりとその跡を留めている。 千曲川以南の埴科郡、後に武田信玄が海津城を築く英多荘(松代)の地には、西の標...
ブログ

川中島合戦雑記22(越後国境に君臨する高梨氏)

一方の高梨氏は、北信に村上氏の勢力が浸透する中で、境を接する隣国越後の守護代長尾氏と連携を深め同盟することで高井郡北部を中心に水内郡北部にまでその勢力を及ぼすようになり、さらには現在の飯山市、中野市、山内町、木島平村など千曲川東岸地域を支配...
ブログ

川中島合戦雑記21(善光寺をめぐる二大勢力)

以上のように、川中島善光寺平には村上氏の勢力が大きく浸透していたことが分かる。 村上氏は十五世紀後半には千曲川・犀川の合流点までの川中島にその勢力を伸ばし、文明年間(一四六九~八七)には犀川を越えて市村・風間まで進出し、さらには小県にも進...
未分類

川中島合戦雑記20(善光寺別当栗田氏のこと)

この大文字一揆に加わって守護小笠原氏と戦った栗田氏は村上氏と同族で、裾花川下流に栗田城を構え、至近にある平芝の守護所と対立していた。 栗田城は現在長野市栗田の日吉社境内に巨大な土塁の一部が残されているが、そこは守護所があったと推定される中...
タイトルとURLをコピーしました